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ジョイントの話

グラス グラファイト バンブーなど素材や長さはマチマチなロッドですが、チョイスするジョイント形状に決まりはあるのか?
 
昔ショップ店員をしていた頃、お客様に「スピゴットフェルールって格好良い!」っと言われたことがあります。

果たしてそうなのでしょうか?

「しんがり広がったSAGEのフェラライト方式のフェルールが自分は一番カッコいい!っと思うけど」っと言ったら、変な顔されました。^^

じゃ、ジョイントの形状は好みで良いのか?

同業他メーカーさんの選ぶ基準は知りませんが、うちの場合出来るだけシンプルにする!ことが基本です。

bambooロッドの場合など、竹に金属がエポキシで接着されるわけですよ。

強度や耐久性が最良とは言えません。

ですが今だに主流はニッケルシルバー。 抜けたりスポスポに成って焦った諸兄も多はずです。 (俺もその一人)^^:

僕もフリースさんや島崎さんの考案された竹フェルールで製作しますが、これはバンブーのフェラライトフェルールと思っています。

ティップエンドがふわっとスウェルした一帯形状は部品点数が数点減ります。 

別体で作ってしまえば制作は楽ですが、接着剤の痩せ等で音鳴りや抜けたりする事もあります。

フェンウィックのフェラライトはパテントの為しばらく特許で守られていたそうですが、バンブーフェルールは、、、、、

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さて、ウチのロッドですが、今回新たにラインナップされるグラスロッドは件のスピゴットフェルールに成っています。

採用する理由は「カッコ良いから」ではありません(笑)

今回のグラスは特別軽く作ろうとかパワフルにするとかではなく、使ってストレスや焦ら無い、ザフライロッド!ってのを目指しています。

ある程度ブランクを太身にする事によって、チューブラー効果(潰れて戻す)トルクUPを狙っています。

太くする事によって、ブランクが重なるフェラライトよりもスピゴットの方が、ベンディングカーブも調整しやすいのです。

ここでペグ自体も通常ならパイプを採用すると思いますが、あえてのソリッドペグなのです。

ペグをカーボン製にする事でスリーブ効果のトルクも増えました。

もし貴方に今使っているグラスロッドのペグを打ち変える技術がお有りになるなら試してみる価値は大いにあると思います。

もし、うちが軽く、そしてトルクあるブランクをグラスで演出するならば、UDグラスでフェラライト方式で製作します。

そのようなブランクは外国製のがありますのでそちらをお勧めします。めっちゃ高額でユーザー舐めてると思ってますが(笑)

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同じようにスピゴットフェルールを採用されているメーカーは多くあります。

どこまで拘りを持って設計されているかお話聞きたいですね。

ま〜、現在グラスロッドなどマイナー素材で制作されておられるのですから、相当な拘りがあると思われます。

お客様はアレコレ評判聞かれたり、評論紹介されておられるサイトやブログを見て購入されていると思います。

ウチの様なガレージブランドに毛が生えたくらいの工房製は、手に取り見たりする事は中々できないと思います。

なので、できるだけ丁寧に説明したいと思いますが、自分の文才ではこれが限度かと思われます。^^:

ジョイントの話だけでコノ有様なのですから、素材や長さやディテールの話まで及びますと一冊の本ができてしまいます。(笑)

んな事は出来ないので、Gravityが気になる方は騙されて買ってください。

後悔はされないと自信を持って言わせて頂きます。

何故なら今のグラスブームの火付け役の升席の一人として知る人ぞ知ると自負しております。 

そして後出しジャンケン王ですから!^^   AKBではジャンケン女王推しでした(笑)


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ps AKBや乃木坂っと行ったヲタ活は卒業しました。^^: 自分で自分のスポンサーに成った自転車のダウンヒルも諸事情で休止しています。

現在は本業のロッド制作に集中しておりますが、いつまで続くかは解りません!

なんせ熱し易く冷めやすいが、向いた方しか向けない偏った性格は治るとも思えず、、、、、

っと言うわけで(どんな?)ファンの皆様、これからもビルダーk(チームk)推しでヨロシクお願いします!  そんな人居るのか?^^

# by kuramochi_bamboo | 2019-05-12 22:02 | 作り物 | Comments(0)

グラスロッドネーム gravity

重力ってどうかと思うかもしれないので、説明させていただきますと、、、、

フライ投射するにも速いラインスピード求める人や、逆にスローなループでふわっとキャストする人もいますね。

どちらも空気抵抗や重力に逆らって、、、なんてことは考えてないでしょうが、これを支配できれば真のマスターになれるのではと常々思っておりました。

乱れのない真っ直ぐなループを作ってから、字を書くようにラインの形を自由自在に変える!

っと言うわけで「gravity」と命名^^

ロッドディテールも決めました。

Hi-loop Eighty-0同様  U/L スライドリング ストレートスティックグリップあとは画像参照で。

オプションですが勿論カスタムでのオーダーも受け付けます。 グリップ Rシートスタイルやブランクカラーetc

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                      専用のクロスバックには弊社ネーム刺繍が施されています。 標準装備品
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ジョイントの長さ素材、形状共、独自なアイデアを盛り込みました。 各セクションごとに最適な長さを割り出しています。
細い所は当然細く短く、太いバット部は必要な接触面出すために長く。
カーボン無垢のペグはアクションの補助に貢献大ですし、美しいベンディングカーブに最大限の貢献果たしています。
このベンディングカーブにも拘りました。破断テストはしませんがジョイント(特にティップ)に弱点は一切ありません!
仕舞寸法を合わせて、繋いだ時に目的の長さになるようにしただけでは無いのです。


肝心のアクション及びテーパーデザイン
ティップから3番セクションまでテーパはきつく1.6〜8.2ミリ  トップから2番は強テーパー  2番3番はスローに太くしています。
最後のバットセクションは8.3〜9.3ミリとほとんどストレートに。
しかしブランクの厚みに工夫がして有ります。
テーパーはジョイント部の方が1ミリ細く出来ていますが、肉厚はグリップ部に近い方が薄くなっています。
これでキャスト時はグリップ直上部をたやすく曲げ込めますが、ファイト時は何事も無く先から徐々に曲がり込んできます。
逆テーパーってのも考えましたが、極端にやると入りと出しの入力が僕には納得できなかったのです。
素材にはE-GPというプリプレグで、今流行りのユニデレクショナル(UD-glass)では有りません。
Sグラスでは軽くシャープなロッドには成りますが、僕の理想的なブランクのスピードは少しだるいEグラスなのです。
曲がって戻る力とスピードの調和(ハーモニィー?)がうまく整ったロッドです。
軽くて曲げ込める超極細のカーボンロッドもリリース予定です。(温め過ぎですネ!)笑

gravityスペック
227cm 7f5in #3/4line 2,3oz(65gm)程度 E-GP グレー着色エポキシー アンサンドフィニッシュ 4pcブランク クロスバック付き
予定価格 65000円 注文受付近日中  少し高くなって御免なさい! マンドレル、ブランク等、纏めて製作出来る財力が有りません。^^:

注文方法 
メールまたは電話で予約後にこちらの口座をお知らせ致します。 デポジット20000円をお振込、入金頂きます。これにて製作の順番が決まります。
納品予定はブランク上がり次第、早ければ6月中旬〜下旬 
あまり多いとパンクしますが、そんな心配はないと思われます。 くれぐれもフライングだけはしないようにお願い致します。
アナウンス待ってからご注文お願い致します。^^

って事で押し気味のbambooとキャスティングロッドやっつけます。 
とか言って、、、、川原で見かけてもそっとほっておいて下さいませ。それもお仕事なので、、、、^^:





# by kuramochi_bamboo | 2019-05-11 23:11 | Comments(0)

ストックロッド即納可能

今すぐに欲しいと思って頂いた方に、少しばかりラインナップいたしました。
ご購入はホームページよりメールやお電話等でいただけたら対応させてもらいます。
ページ最後にアドレス有ります。そちらからでもどうぞ宜しく。

           No 1 Stealing Eighty-0 TLN 8f0in #2/3/4line 1,32oz (37g) クロスケース付き 49800円  A/Lケース別途 7500円
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ホロースピゴットジョイント
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                        クラッシュ防止バンブー埋め込みコルクU/Lアルミ金具リールシート





                No 2 Stealing Hi-Loop 8f9in #3/4line 1,64oz (46g) 59800円 別途A/Lケース7500円

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                         スタンダードRシート クラッシュ防止バー埋め込み
  
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                         バットとミドルのジョイントはホローペグのスピゴットフェルール方式
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ティップとミドルのジョイントはティップエンドがスウェルしたフェラライト方式の異形ジョイント









No 3 the kuramochi rod co Model PHBF Canon 6f5in #3/4line KINEYA製A/Lケース付き 税込金額137000円

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フライロッダーズに掲載して頂いたキャノンそのもので御座います。

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金具はうらしま堂オリジナルのレナードタイプA/Lブラック R&Rに成ります。

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グリップ先端は指乗せの為削ってあります。

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ストリッピングガイドはオールドパーフェクションを加工したワイヤーガイドです。
ビジュアル&強度共に申し分なし!
 
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ジョイントはワンピースのフリースタイプ
抜き差しにメタル程、神経質にならずとも良いので初心者でも安心ですね。



各ロッド 1本のみの在庫となっています。在庫キレの場合でもグラファイトは納期1ヶ月前後でお渡しできます。

画像は基本スタイルになります。 その他グリップスタイルやリールシート変更などオプションといたします。

お問い合わせ御注文は the.kuramochi.rod.co@vega.ocn.ne.jp にお願い致します。


# by kuramochi_bamboo | 2019-05-11 13:43 | ストックロッド | Comments(0)

ロッドの素材について、、、

ブームも落ち着きを見せて来た(飽きた?)グラスロッドを製作するにあたり、何をチョイスするか? 
GFRP (グラスファイバープリプレグ)にも色々有る中、ロッドのデザインにあったシートをチョイスしなければなりません。
クリアーに仕上がっているからUDグラスではありませんし、そもそも色をブランク成形後に塗装を施す必要もないのです。
バンブーなら何らかの防水性能はブランクに与えなきゃポテンシャルは維持できません。
竹竿でも2〜3日使えりゃ良いってならそれもかまいませんが、、、、
ちょっと脱線しましたが、しなやかなロッドにはそれに応じた部材を使うのが宜しいかと思います。
例えば長く硬いロッドを製作するのならカーボンファイバー(CFRP)の方が向いていますし、短くしてもしなやかにしたいのであればグラスや竹などetc
竹でも国内産の物には堆積太くしても軽くしなやかに出来るものも多数あります。
真竹や破竹などはトンキンなどより同じ硬さ求めたらかなり太くなります。
この場合は接着面が増えるなどメリットも多くなりますね。
同じアクションをトンキンで工夫した場合は、逆にかなり細身な物ができると言う事です。
でもここで勘違いしないで下さい。 素材が変われば同じアクションを求めること自体がおかしいのです。
同じくらいのベンドカーブで硬さも似たような物が出来たとしても、カーボンと竹、またはグラスでは重さが変わって来ます。
よく見かける、ある長さからはこれが向いてるとか、ショートロッドならコレとかも無いは思いますが、素材を吟味してチョイスするのもビルダーの個性が出ると思います。
僕はトンキンの場合でも当社基準から出たものは処分します。
ロッドは出来ますが同様のクオリティーが保てませんし、試作にも使いません。
まあ一品物は製作できると思いますが、、、

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友人が山から採って来た真竹。 過去に私が製作した矢竹やゴマ竹(紋竹)のロッドも誰かが持っています。ジーパンや何かと交換しました^^
自分は国産竹で売り物を製作したことは有りません。 同じ竿を提供できる自信が有りません。
トンキンでも、同じデーター同じ様な太さ重さの竹を使用しても若干フィーリングが変わります。
バンブーロッドの一番面白い所かも知れませんが、同じ作者の同時期のロッドで自分のより友人のロッドの方が良かったら嫌でしょ! ^^
逆に自分のロッドの方が良く出来ていたら嬉しいと思いますが(笑)
この先、近い将来一品ものは作るかも知れませんが、、、、、かなり興味は有りますし精通した友人もいますし、、、、、

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カーボンやグラスの特性もいろいろ有ります。 
こんな事言ったらアレですが、ロッド専用にできた物は無いと言えます。
EグラスやSグラスなんかもそうです。なにかしらの工業製品の為の物です。
がっ、それこそ多種多様な素材からチョイスできるのです。これは沢山作ってる工場の担当者の方にアドバイス貰います。
うちはグラスのフライロッドは初めてですが、トップウォーター用のベイトではいち早くグラスとカーボンのコンポジットロッドを製作しました。
最初のは茶色いポリグラス&カーボン(黒エポキシ)なのでツーベーク方式でした。
平たく言えば、カーボンロッドを焼き、脱芯せずに上からグラスを再度まき焼き上げます。
今も同じようなロッドは製作していますが、グラスもエポキシ樹脂なので1度に整形できるようになりました。^^
今では各メーカーさんがコンポジット採用していますね。^^;

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さて、ウチのはというと(まだ内緒!)黒くてカーボンみたいに見えますが、ガラス繊維を固めるエポキシ樹脂に色をつけています。
今はグラファイトで製作に勤しんでおられるらしいGLASSTECH RODさんのブランクはグリーンの樹脂でした。
アレはブランクに色つけしたものでは有りません。樹脂の色なのです。
ブランクの内壁見たらまんまの色が見えるはずです。
古いスコットやケネディーフィッシャーも同じです。 ケネディーはサンディングの後にクリアー塗装して有りますがブラウンは地色です。
ウチのもアンサンドフィニッシュなので片側方向(下から上に)爪が引っかかります。
先方向からグリップに向かっては引っかかりません。 これは、はみ出したレジン(エポキシ樹脂)のテーピング跡によるものです。
サンディングしていないので、焼き上がったブランクはバラツキがとても少ないのです。
ただし問題もあります。それは焼成形後に樹脂の沸やテーピング除去時の手間等が半端ないそうです。
そりゃちょっと考えたらわかりますよね。
焼き上がったブランクはセロテープを除去しただけの表面が、最終の仕上げ面になるわけですから。
サンディングで凸凹(テープ跡)消してから塗装してしまえば、傷や沸による表面の泡や白濁なんか関係ありませんから。
素肌美人に育てるには有る程度不良品を省かねばなりません。 歩留まり悪くコストも嵩むのです。

今回、自分がグラスロッドを製作する事に成ったきっかけの一つとして、知り合いで大先輩の死があります。
うちのエイティー0とHI-LOOP共に使ってもらっていましたが、ある日お気に入りだと見せてくれたアルマカンロッドと言うグラス棹があります。
そのロッドを僕に見せて、倉持くんのグラスロッドも使って見たいなっと言われました。
その時僕は「グラスなら前職場のパラディスが有るし、同じ作るなら、もう一機種カーボン製作します。」と無下に断りました。
今年になって色々なグラスロッドを組むうちにウチらしいグラス製のフライロッドを製作することにしました。
あの世のナカジマさん、俺もオリジナル作るから三途の川で使う為に予約入れてや!後悔させへんで!(笑)

続くかも知れない。(笑)


# by kuramochi_bamboo | 2019-05-02 22:51 | 作り物 | Comments(2)

Guide Spacing

ガイドのセッティングに特別キマリはありません。
長さ+1〜2個ってのがオーソドックスって言われています。
一般的にトップから徐々に幅は広がって行くのですが、ブランクによっては急に狭めてあったりします。
オールドのスコットなんかはその典型的なGuide Spacingですね。
ティップの真ん中でペコんとベンドして、ジョイントの少し下でまたペコん!^^
ガイドをつけた後ベンドさせ、ラインとブランクの隙間で出しているんだと思われます。
なのでガイド間は幅もマチマチ(笑)
ハリーウイルソンさんは手刀に水つけて、前に水滴を飛ばす様に振ってくれ!と特徴的なベンディングカーブをデザインしました。
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上の画像は再度セッティングし直したもの。トップガイド含めて10個

下の画像は昨日納得したセッティング。

ホールした時と、バン!とロッドをストップした時にティップが動きすぎたので減らしたのですが、そのしわ寄せがストリッピングガイドまできていました。
要は先を軽くして数を増やしてもブランクの戻りを早くする。
普通に考えたら、ブランクカサ増しすると思いますが、それではベンディングカーブがまた変わってしまいます。


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ではどうするのが一番か、、、先から5個のスネークガイドをライトワイヤーにしました。
ビジュアル的にスタンダードワイヤのスネークガイドで行きたかったのですが、、、、、、
でも、これだけでかなりバイブレーションが抑えられ、数を1個増やすことに抵抗がなくなった。
キャスト時、シュート時のラインの暴れも減少。
ストリッピングを下げたのでバットのパワーも引き出しやすくなりました。

ジョイント部のつっぱりも、接着側のペグを1cmカット。さらに片方斜めにカット。
突き出しを5ミリ短くすることに決定。
ジョイント部のベンディングカーブもスムーズになりました。

工場休みでGW開けになりますがとことん煮詰めておくことにしよう!^^

うちは自分の性格上、よそみたいに開発に一年とけ掛けられない。
HI-Loopはなんども作り変えたけど、結局は迷って最初のデザインで出したんだよね。(笑)


# by kuramochi_bamboo | 2019-04-27 21:54 | Comments(2)