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ロッドの素材について、、、

ブームも落ち着きを見せて来た(飽きた?)グラスロッドを製作するにあたり、何をチョイスするか? 
GFRP (グラスファイバープリプレグ)にも色々有る中、ロッドのデザインにあったシートをチョイスしなければなりません。
クリアーに仕上がっているからUDグラスではありませんし、そもそも色をブランク成形後に塗装を施す必要もないのです。
バンブーなら何らかの防水性能はブランクに与えなきゃポテンシャルは維持できません。
竹竿でも2〜3日使えりゃ良いってならそれもかまいませんが、、、、
ちょっと脱線しましたが、しなやかなロッドにはそれに応じた部材を使うのが宜しいかと思います。
例えば長く硬いロッドを製作するのならカーボンファイバー(CFRP)の方が向いていますし、短くしてもしなやかにしたいのであればグラスや竹などetc
竹でも国内産の物には堆積太くしても軽くしなやかに出来るものも多数あります。
真竹や破竹などはトンキンなどより同じ硬さ求めたらかなり太くなります。
この場合は接着面が増えるなどメリットも多くなりますね。
同じアクションをトンキンで工夫した場合は、逆にかなり細身な物ができると言う事です。
でもここで勘違いしないで下さい。 素材が変われば同じアクションを求めること自体がおかしいのです。
同じくらいのベンドカーブで硬さも似たような物が出来たとしても、カーボンと竹、またはグラスでは重さが変わって来ます。
よく見かける、ある長さからはこれが向いてるとか、ショートロッドならコレとかも無いは思いますが、素材を吟味してチョイスするのもビルダーの個性が出ると思います。
僕はトンキンの場合でも当社基準から出たものは処分します。
ロッドは出来ますが同様のクオリティーが保てませんし、試作にも使いません。
まあ一品物は製作できると思いますが、、、

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友人が山から採って来た真竹。 過去に私が製作した矢竹やゴマ竹(紋竹)のロッドも誰かが持っています。ジーパンや何かと交換しました^^
自分は国産竹で売り物を製作したことは有りません。 同じ竿を提供できる自信が有りません。
トンキンでも、同じデーター同じ様な太さ重さの竹を使用しても若干フィーリングが変わります。
バンブーロッドの一番面白い所かも知れませんが、同じ作者の同時期のロッドで自分のより友人のロッドの方が良かったら嫌でしょ! ^^
逆に自分のロッドの方が良く出来ていたら嬉しいと思いますが(笑)
この先、近い将来一品ものは作るかも知れませんが、、、、、かなり興味は有りますし精通した友人もいますし、、、、、

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カーボンやグラスの特性もいろいろ有ります。 
こんな事言ったらアレですが、ロッド専用にできた物は無いと言えます。
EグラスやSグラスなんかもそうです。なにかしらの工業製品の為の物です。
がっ、それこそ多種多様な素材からチョイスできるのです。これは沢山作ってる工場の担当者の方にアドバイス貰います。
うちはグラスのフライロッドは初めてですが、トップウォーター用のベイトではいち早くグラスとカーボンのコンポジットロッドを製作しました。
最初のは茶色いポリグラス&カーボン(黒エポキシ)なのでツーベーク方式でした。
平たく言えば、カーボンロッドを焼き、脱芯せずに上からグラスを再度まき焼き上げます。
今も同じようなロッドは製作していますが、グラスもエポキシ樹脂なので1度に整形できるようになりました。^^
今では各メーカーさんがコンポジット採用していますね。^^;

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さて、ウチのはというと(まだ内緒!)黒くてカーボンみたいに見えますが、ガラス繊維を固めるエポキシ樹脂に色をつけています。
今はグラファイトで製作に勤しんでおられるらしいGLASSTECH RODさんのブランクはグリーンの樹脂でした。
アレはブランクに色つけしたものでは有りません。樹脂の色なのです。
ブランクの内壁見たらまんまの色が見えるはずです。
古いスコットやケネディーフィッシャーも同じです。 ケネディーはサンディングの後にクリアー塗装して有りますがブラウンは地色です。
ウチのもアンサンドフィニッシュなので片側方向(下から上に)爪が引っかかります。
先方向からグリップに向かっては引っかかりません。 これは、はみ出したレジン(エポキシ樹脂)のテーピング跡によるものです。
サンディングしていないので、焼き上がったブランクはバラツキがとても少ないのです。
ただし問題もあります。それは焼成形後に樹脂の沸やテーピング除去時の手間等が半端ないそうです。
そりゃちょっと考えたらわかりますよね。
焼き上がったブランクはセロテープを除去しただけの表面が、最終の仕上げ面になるわけですから。
サンディングで凸凹(テープ跡)消してから塗装してしまえば、傷や沸による表面の泡や白濁なんか関係ありませんから。
素肌美人に育てるには有る程度不良品を省かねばなりません。 歩留まり悪くコストも嵩むのです。

今回、自分がグラスロッドを製作する事に成ったきっかけの一つとして、知り合いで大先輩の死があります。
うちのエイティー0とHI-LOOP共に使ってもらっていましたが、ある日お気に入りだと見せてくれたアルマカンロッドと言うグラス棹があります。
そのロッドを僕に見せて、倉持くんのグラスロッドも使って見たいなっと言われました。
その時僕は「グラスなら前職場のパラディスが有るし、同じ作るなら、もう一機種カーボン製作します。」と無下に断りました。
今年になって色々なグラスロッドを組むうちにウチらしいグラス製のフライロッドを製作することにしました。
あの世のナカジマさん、俺もオリジナル作るから三途の川で使う為に予約入れてや!後悔させへんで!(笑)

続くかも知れない。(笑)


by kuramochi_bamboo | 2019-05-02 22:51 | 作り物 | Comments(2)
Commented by bamboo7634 at 2019-05-05 21:00
続きが知りたいです! 出来れば開発中のグラス竿スペックを発表してください!
Commented by kuramochi_bamboo at 2019-05-06 01:02
bamboo7634様へ
ロッドのスペックは227cm 7f5in #3/4line 2,3oz 4pcとなります。素材ですがE-GPです。通電性のないやつです。静電気発生しにくい高いやつです(笑)
フィニッシュは今までうちでリリースしたロッドと共通のアンサンドブランクになります。
オーダー受付まで今しばらくお時間くださいませ。完成はまだですがオーダーは受けようと思っております。^^
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